30年目の再出発　無錫村田電子第三工場開業

村田制作所は無錫高新区に根ざしてから、今年で30年を迎える。　写真・公式アカウント「無錫高新区オンライ」

最近、無錫村田電子有限公司創業30周年並びに第三工場の開業セレモニーが、無錫高新区にて開催された。

村田制作所は、世界をリードする電子部品メーカーであり、最も早い段階で無錫に進出した外資系企業の1つである。1995年の工場建設以来、無錫村田は中日友好交流の架け橋として、技術発展とともに地域社会との共生共栄を図り、各種公益事業に積極的に取り組むことで、無錫地域の文化発展に企業としての価値とエネルギーを注ぎ続けている。無形文化遺産の支援にとどまらず、無錫村田は持続可能な発展、地域コミュニティ支援、青少年教育など多方面で社会貢献活動を積極的に展開し、無錫地域の環境整備や教育・文化の発展に企業の力を寄与している。

無錫高新区に根ざして30年、村田は無錫村田電子と村田新エネルギーという、売上規模が百億元近くに達する主要企業2社をはじめ、新型電子部品と新エネルギー用リチウム電池という2大コア産業を展開し、5つの生産拠点を設けるとともに、村田イノベーションスマート製造園を統合・建設した。村田は無錫と無錫高新区にとって欠かせない重要な協力パートナーとなっている。

無錫村田電子有限公司　写真・公式アカウント「無錫高新区オンライ」

無錫村田電子第三工場の1期プロジェクトは、投資総額が約6億8000万ドルで、生産体制の更なる向上をはかるとともに、持続的に安定した高品質な製品とサービスを提供し、市場とクライアントのニーズに応えることを目指している。第三工場が完成後、無錫村田電子の敷地面積は28万㎡を超えるという。

村田製作所の中島規巨社長は「無錫村田がグループにおける中国の重要な拠点として着実に成長してきた。今後も村田制作所は無錫村田の発展を全力で支援し、新たな価値創出に努め、政府、そして地域社会との連携を一層強化し、地域経済・社会の持続的な発展に貢献していく」と語った。