新材料・新エネルギー

新材料

中国経済は現在構造の転換段階の最中で、新エネルギーや省エネ、新エネルギー自動車、先端設備製造、次世代情報技術、そして省エネとエコなどの戦略性新興産業が発展し続けている。それに伴う新材料に対するニーズも高まっている。

高新区は金属材料、光電子材料、非金属複合材料を発展の重点とし、オスラムオプトセミコンダクターズ（中国）有限公司、無錫シャープ電子元器件有限公司、住友化学電子材料科技（無錫）有限公司などの企業が集う無錫の新材料産業を順調に発展させてきった。2018年、高新区における新材料産業の総生産額は234.1億元（1元は約15.9円）で、去年同期比12.9%増となった。

政策面では、新材料に関する重要なプロジェクトは全市重点プロジェクトと年度実施計画の対象と認定され、土地と与信についてのサポートも優先的に提供されている。

新エネルギー

高新区は従来、太陽光発電を重要視し、結晶シリコン型ソーラーセルをメイン製品として産業チェーンを展開させてきた。高新区の太陽光新エネルギーにおける産業技術の水準は全国一位で、結晶シリコン型ソーラーセルの部品の転換率は世界トップ水準の18.5%に達している。2018年、高新区における新エネルギー産業の総生産額は231.73億元（1元は約15.9円）で、去年同期比13.3%増となった。

高新区政府は、屋上での太陽光発電システムの開発・生産に携わる企業に様々な支援を提供している。また、市民が自宅で地元生産の太陽光発電システムを利用する場合、１ワット当たり2元の補助金が支給される。地元生産の太陽光発電製品の使用率が50%を上回るプロジェクトでは、１メガワットあたり20万元の補助金が一括で支給されるという。