無錫高新区企業の海外進出が加速

6月14日、マレーシアのジョホール州にある瑞泰科学技術有限公司(RAY TECH〔Malaysia〕SND BHD)の新工場の6,000以上平方メートルの作業場には熱気があふれ、作業員たちがすばらしい勢いで働いていた。

（写真・WeChat公式アカウント「無錫高新区オンライン」、以下同）

同時に、東南アジアのインドネシアでは、格林美（無錫）エネルギー材料有限公司(GEM Co., Ltd.)の総投資額4億米ドルのラテライトニッケル鉱石（Laterites Nickel Ore )生産ライン（2万トン）の建設が進んでいた。

また、タイの泰中羅勇工業パーク（Thai-Chinese Rayong Industrial Zone）では、宝通工業輸送（タイランド）有限公司（Boton Conveyor Belt 〔Thailand〕Company Limited）はプロジェクトの工事を急いでおり、高度な情報化、自動化、デジタル化されたスマート工場を作っていた。

ますます多くの無錫高新区（新呉区）の企業が海外に進出しており、この現象は実際のデータからも実証されている。無錫高新区（新呉区）商務局統計データによると、今年第1四半期（1-3月）、全区の対外直接投資額は1億ドルを超え、全市の各地域の中で第1位にランクされ、5月までにこのデータはすでに1億4000万ドルに上昇し、企業は海外進出の歩みを速めている。これまでに、全区で130社以上の企業が海外で200以上のプロジェクトに投資した。海外進出でグローバル競争に参加することは多くの民間企業が拡大・発展するための重要な道となっている。

これらの「海外進出」の企業は、投資分野が主に機械製造・貿易卸売・ソフトウェアの研究開発・新エネルギーなどの産業に集中しており、投資先が東南アジア、特に「一帯一路」沿線国から欧米などに至り、世界中に広がっている。

「海外進出戦略は、グローバル事業に携わる際の総合競争力を高め、顧客により便利なサービスを提供することができる」と無錫先導知能設備有限公司（Wuxi Lead Intelligent Equipment Co., Ltd.）の関係者は述べた。同氏によると、無錫先導知能はグローバルなサービスシステムを構築し、ドイツのナイラ（naila）で交付センター、マレーシアでセキュリティ調査センター、ヨーロッパで物流センター倉庫を設立し、全世界の顧客により効率的で標準的なサービス体験を提供することに力を入れているという。

無錫高新区（新呉区）の企業は、製品の「海外進出」に取り組んでいるだけでなく、国境を越えた産業チェーン、サプライチェーン、研究開発センターの構築にも力を入れていることは特筆に値する。

企業の「海外進出」を後押しするため、政府部門は複数の措置を施しており、企業を全面的に守っている。今年以来、無錫高新区は「海外進出」の時流に乗り、企業のニーズを踏まえ、関連部門と連携して「手を組んで海外進出」活動を実施し、企業が国際的な協力に積極的に参加することに助力している。これから、高新区は引き続き各種の資源を「導入」し、サービス能力を絶えず向上させ、企業が安心して海外に進出することを守っていく。