「潜在ユニコーン企業」9社増えた高新区は全市1位となった

長城戦略コンサルティング(GEI)は6月20日「中国ユニコーン企業研究報告書2023」と「中国潜在ユニコーン企業研究報告書2023」を発表した。無錫市高新区の企業9社が中国潜在ユニコーン企業ランキングにランクインし、昨年より3社増え、ランクイン数は全市の2分の1を占め、全市で1位となった。全体の評価額は19億ドルを超える見込み。

優れる企業であるユニコーン企業は爆発的に成長し、変革をもたらすイノベーションを起こすという特徴を持っていて、地域のイノベーション能力とイノベーションエコロジーを見る風向計でもある。

近年、高新区は複数の措置を並行して実施し、科学技術イノベーション企業群の育成と拡大に取り組んでいる。

01段づきのある企業チームを作る

企業の発展サイクルに合わせ、ハイテク企業をコアとし、雛鷹企業、ガゼル企業、ユニコーン企業を代表とする高成長企業の育成チームを整える。全区の市レベルの認められた「3種類企業」数は累計で1300社を超え、省レベル以上のユニコーン企業2社、潜在ユニコーン企業28社で、江蘇省の各高新区の中で上位となった。市レベルの准ユニコーン認定企業は64社で、全市の約3分の1を占めている。

02育成をさらに強化

検討を経て「科学技術企業の的を射た育成に関する実施方法」などの政策条項を作成し、初めて市レベル以上の認定を得た准(潜在)ユニコーン企業に対して、最大200万元の奨励金を給付し、同時に研究開発投入奨励金を年間200万元まで給付すること。

03上場と資金調達を後押し

ハイテク企業向けの株式市場「科創板」が「ハードテクノロジー」をサポートするというチャンスを先取りし、国家発展戦略に合致し、重要なコア技術を持ち、市場で広く認められている科学技術イノベーション企業が資本市場の力を借りて成長するように導いていく。Wuxi Autowell、Leadmicro、UNICOMPなどの8社のユニコーン企業は「科創板」に上場し、全区の「科創板」上場企業の80%を占めている。

これから、高新区は「6+2+X」現代産業システムを中心に、ハイクオリティのプロジェクトの導入に取り組み、ハードテックを抱える企業を育成し、「世界的な影響力を持つハイテクパーク」を作るために革新主体のサポートを提供する。