最近、山を跨ぎ、海を渡って太湖の浜に位置する無錫に届いた感謝の手紙があった。この手紙を書いたのは村田製作所の代表取締役社長中島規巨氏。手紙の中で、彼は無錫市委員会、無錫市政府に真摯な感謝の意を表した。無錫市委員会と無錫市政府の科学的且つ効率的な決定力と行動力のおかげで、無錫新呉区に位置する村田電子は新型コロナウイルス流行中にも通常通りに運営ができ、新しいプロジェクトもスムーズに契約された。
無錫村田電子有限公司の関係責任社は「日本本社の社長は非常に感動し、自ら手紙を書き、無錫市委員会、市政府及び関係部門が感染症流行期間中に我社の感染症予防抑制の確実な実施をサポートし、企業の通常通りの安全運営のためにたゆまない努力を払ったことに感謝する」と表明した。
この背後にはどんな物語があるか?では、4月14日の明け方に戻ろう。
4月14日の夜明け、感染症の影響を受け、村田の日本から輸入されたコンテナは外地に停まってしまった。生産の第一段階で使われる材料なので、供給が回らなければ、その後の生産も動かなくなってしまう次第である。このため、無錫村田は急いで無錫市委員会、市政府に助けを求めた。
企業の急場がわかったら、無錫はすぐに市を越えた協調メカニズムを動かせ、関係部門は協同して難関を乗り越え、徹夜して供給保障案について相談していた。無錫新呉区の関係責任者は「4月14日、夜にも休まずに協調をし続け、15日にこちらの貨物運送業者が運送に行ってくるように手配した。第一便の運送車が材料を港から無錫まで運送してきたのは二日間にもかからなかったが、物資運輸のグリーンルートを成功的に開通した」と言った。
ラインストップに迫った何時間前に材料が入ってきて皆は拍手して歓呼の声をあげた。焦眉の急を2日内に解決し、連続生産を実現し、持続的な、安全・安定の生産を確保した。企業の関係責任者は「これから、村田は引き続き感染症予防抑制の対策を厳格的に実施するとともに、安全生産に取り組み、村田電子の新しいプロジェクトの建設を全力で促進していくと表明した。
長年にわたり無錫で根を下ろしてきた無錫村田電子有限公司と村田新エネ(無錫)有限公司はすでに村田製作所の規模が一番大きな製造基地に成長した。ここ二年、新型コロナの影響で、企業の発展にも困難があったが、無錫は感染症予防抑制と生産の両方面において多大な支持を提供し、企業と手を携えてともに難関を乗り越えてきた。
今年以来、多くの地域で感染症が散発した状況に臨み、無錫の各レベルの部門は積極的に企業に連絡を取り、サービスを細分し、企業が生産経営において直面する「悩み」「難点」「停滞点」の解決に力を入れ、「マスクのままで発展に取り組み」という態度と決心を企業に感じさせた。「この間、『停滞点』を全力で疎通することは一番重要なことである」と市商務局の関係者は率直に話した。感染症の影響で航空便がキャンセルされ、運送が詰まるようになり、物流がうまく回らなく、輸出の貨物は出られなく、輸入の貨物は入れないため、重要な設備や原材料の供給が中断するリスクがあり、ひいてはサプライチェーンの詰まりにつながった。
この情勢を前に、無錫は各方面の協調を通して、当地空港の運営を保証する上に、海運・鉄路シームレス輸送、中国-欧州列車輸送などの方式を採用し、貨物輸送の効率を確保したほかに、水路港湾を十分に利用して産業チェーンと供給チェーンの安定を保障した。貨物のスムーズな通関を保障するために、無錫税関は越境貿易の利便性促進という特別行動方案を作成し、港湾の感染症予防抑制と対外貿易の安定的な成長を統合的に計画してきた。
無錫市企業招致・企業支持事務指導グループと全市重点企業政府サービス提供特別担当者制度に依拠し、無錫は多層、多角度から企業の困難と要望を把握し、企業への「全ライフサイクル」サービスを強化し、「24時間待機、360度全方位」の企業招致・企業支持システムを構築してきた。
無錫が「ベビーシッター」のように丁寧なサービスをもって企業をサポートすることは企業に無錫で発展していく決意を固めさせた。中島規巨氏が感謝の手紙で書いたとおりに、「新型コロナウイルスの完全的な収束はまだ少し時間がかかるかもしれなく、これからも多くのチャレンジに直面しなければならないが、無錫市委員会、市政府の指導のもとで、皆は力を合わせて諸困難を克服し、より多くの奇跡を作ることを信じている。」
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