合全薬業の製剤R&Dセンターが運営開始＝高新区

写真・無錫高新区在線

5月20日、薬明康徳（WuxiAppTec）傘下の子会社の合全薬業（STA）が無錫・高新区にある製剤R&Dセンターの運営開始式を開催した。無錫市委常務委員・高新区党工委書記・新呉区委書記の蒋敏氏などが出席。

高新区管理委員会主任・新呉区長の崔栄国氏はスピーチを行った。同氏によると、高新区はバイオ医薬産業を「第14次5ヵ年計画」期間中の重点的に発展させる戦略性新興産業として指定し、現代産業体系の構築のために世界一流なバイオ医薬産業群を形成させる。R&Dセンター運営の開始をきっかけに、エリア内の生命科学技術推進に対してプロジェクトの選定、運営・管理、臨床研究、マーケティングという一体化したイノベーション創出のモデルをつくり、更に業界をリードする「生態系」を構築し、「フレンドの輪」を広げていく。

これで、合全薬業の無錫拠点は上海外高橋拠点に次ぎ、2つ目の革新薬製剤プロジェクトの一体化拠点となり、世界中の協力パートナーに臨床研究から商業化生産までのサービスを提供し、患者を支えるとともにCDMO業界（医薬品受託開発製造）のリーダーとしての地位を固めた。

また、運営開始式において、合全薬業は「F2CS - Fast to Clinical Supply」、「F4CM - Fast for China Market」という2つの製剤一体化ソリューションを発表し、経験に富むチームと業界の先端技術・設備・生産能力を通して、クライアントや協力パートナーにサポートを提供できるという。