百億元規模の5G通信・半導体産業ファンドが発足＝高新区

写真・無錫高新区在線

10月18日、国聯集団と通信機器・半導体製造企業、聞泰科技（ウイングテック）の持株会社である聞天下投資有限公司の共同発起により、規模が百億元に達する5G通信・半導体産業ファンドが高新区において発足した。今回は聞泰科技・無錫の2回目の戦略協力となり、無錫の集積回路や5G産業に新たな原動力を注いだという。

ファンド発足の調印式に出席した、無錫副市長、高新区党工委書記。新呉区委書記の蒋敏氏は、無錫集積回路産業発展の「最前線」と「主陣地」として、高新区はチップデザイン・ウェハー製造・カプセル化・テスト・関連サービスといった産業チェーンを有している。このほど、無錫市委・市政府は「太湖科創湾」を主立ったプロジェクトとして建設し、集積回路、IoTなどの分野において世界レベルの産業群を築くと発表した。高新区はそのコアエリアとして、産業・イノベーション・政策の面で優位性を有しており、そして高新区は企業発展のための優れたビジネス環境を構築し、双方のウィンウィン関係を実現させると述べた。

それに対し、聞泰科技の張学政董事長は無錫を高く評価した。張董事長によると、無錫は固い産業基盤を有しており、通信産業であろう、半導体産業であろう、比較的に大きな規模が形成された。聞泰科技は半導体分野で強みを持っており、双方が手を携えて5G・半導体に投資するファンドを設立し、産業チェーンのイノベーションを推し進め、無錫の産業発展を後押しするだけではなく、長江デルタ地域ないし全国の半導体産業発展に貢献できる。

今回発足したファンドは半導体産業においての聞泰科技と国聯集団2社の優位性を活かし、聞泰科技とそのサプライチェーンをめぐって、「デジタル新インフラ」をテーマとし、コア技術と市場性を持つ企業に焦点を合わせるという。