高新区、本部経済生態系の構築へ

写真・無錫高新区管理委員会

今年上半期、Nrealをはじめとする複数の企業本部は無錫高新区において新しく発足した。「大手企業の本部設置は税収を増やすだけではなく、産業チェーンにおける関連企業誘致、人材集積や技術革新などの分野で重要な役割を果たしていきます」と高新区のある責任者は、本部経済がもたらした利益を評価し、本部経済が高新区産業パターン転換・アップグレードの新たな原動力であることを指摘した。

梧桐を盛んに植え育て、鳳を招き寄せる。高新区商務局のある責任者によると、高新区は集積回路、新エネルギー、IoT、バイオ医薬、自動車部品などの分野における優位性を活かし、本部プロジェクトを誘致している。また、高新区は工場の本部化と、企業の事業拡大を推進している。現在、区内において省レベルの認可を受けた「多国籍企業地域統括本部・機能型機関」は16社、工場の本部化がすでに完成した企業は140社以上に及んだ。

一朝一夕を争い、寸刻を大切にする。高新区は本部経済の良い基礎を整えているとはいえ、国内における先進の開発区と比べれば依然として差がある。今年6月、「無錫高新区（新呉区）における本部経済質の高い発展の推進を加速する３ヵ年計画（2020～2022年）」が発表された。この計画は、2022年まで高新区の本部経済生態系が初期的に形成し、長江デルタにおける一定の影響力・拡散力のある本部経済集積区を作るという目標を提示した。これから、高新区は本部経済発展を担う企業への支援や人材育成に関した要素に力を入れ、目標達成のためにしっかり取り組んでいく。