高新区、業界大手との提携で集積回路産業の発展を推進

調印式現場の様子　写真・無錫高新区管理委員会

14日、オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLのリソグラフィシステム技術サービス無錫拠点の設立調印式が開催された。黄欽無錫市委書記、蒋敏無錫副市長などが出席。

ASMLの無錫拠点には主にリソグラフィシステムのメンテナンスやアップグレードに関する技術サービスに携わる技術センターと、クライアントに完備なサプライチェーンサービスをも提供する拠点が設置されるという。

蒋敏無錫副市長はまず高新区の集積回路産業の発展状況について語った。近年、高新区は集積回路を基盤とした情報技術産業に力点を置いている。産業発展を促すための政策を打ち出し、華虹、SKハイニックスなどのプロジェクトを立ち上げた。この中ではASMLとの協力は欠かせなかった。無錫、高新区はASMLを含む国内外の集積回路企業との更なる提携を期待し、優れたビジネス環境を作っていく。

それに対し、ASMLの副総裁兼中国区総裁の沈波氏は次のように話した。無錫は全国随一の集積回路産業システムを有し、各種人材をも集めてきた。今回のASML無錫拠点設立はチャンスでありながらチャレンジでもある。これをきっかけに、ASMLは無錫に位置する協力企業によりハイクオリティのサービスを提供し、無錫集積回路産業の発展にも助力する。