【実録インタビュー】企業活動の再開を急ぐ無錫市新呉区の日本人たち

苦境を共に乗り越えよう。新型肺炎狙撃戦を展開してきた無錫市新呉区では、企業活動の再開を急ぎ、自分の持ち場を守り抜く日本人たちがいる。ウイルス対策をしっかりしながら新呉区の経済・社会発展に貢献してきたこの人たちの話を聞こう。

 今回の新型コロナウイルス対応の中、新呉区政府各部門は、弊社に対し、熱心かつ細心のご指導をいただきました。おかげ様で、いち早い稼働再開を果たすことができ、お客様に大変喜ばれました。ここに、政府と企業が一体、家族のような関係であることに、深い感銘を受けました。心より、新呉区政府のご支援、ご指導に感謝申し上げます。ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。（株式会社キャタラーの中国法人、科特拉汽車環保科技有限公司の日本側担当者、岡崎忠明氏）

仕事中の岡崎忠明氏　写真・無錫高新区人民対外友好協会 

一番感じた事として感染拡大防止に向けた中国政府の行動力でしょうか。春節延期に始まり、各所の人が集まる場所の封鎖や通行制限、検問対応等に驚きました。また、今回の件で情報収集と共有の重要性が身に染みて大切と感じました。コロナウイルス発生後、政府各位が速やかに最新情況を発表し、再稼働後も先の見えない中で日々情報が変わり、それを整理して対応していく必要がありましたがお客様やサプライヤー様を始め、各仕入先業者の方からお声掛け頂き心強かったです。（無錫新和信精密機械配件有限公司総経理、阿部透氏）

従業員と話していた阿部透氏（右）　写真・無錫高新区人民対外友好協会

今回コロナウイルスの対応で日本人ができることが少ないです。地元の皆様が積極的に対応していただき、一日も早く仕事を再開するために、一致団結して仕事に取り組む姿にはとても感動しました、感謝します。（無錫新和信精密機械配件有限公司工場長、大西光春氏）

大西光春氏（右）と社内製造担当の三宅宏樹氏（左）　写真・無錫高新区人民対外友好協会

突然の新冠肺炎蔓延状況に直面し、無錫市新呉区政府は迅速に各種対応策を制定し、効率的に管理・指揮の体制を徹底した。無錫で生活する日本人の命の安全も考え、日系企業のために必要とされている防御物資にも手配を頂いた。新呉区政府の強力な指揮の下、無錫の日本人は感染ゼロであり、各企業の復工も順調に進められてい。これらに対して、私は深い感謝を申し上げます。（三井住友海上火災保険（中国）有限公司江蘇支店総経理、海司昌弘氏）

事務室にいた海司昌弘氏　写真・無錫高新区人民対外友好協会