7月10日、無錫市政府副市長、高新区党工委書記の王進健氏はアメリカマサチューセッツ工科大学(MIT)副学長のサンジェイ・サーマ氏一行と会見し、双方はモノのインターネット(IoT)産業の発展と人材育成について話し合った。市科学技術局長の孫海東氏、市ビッグデータ管理局長胡逸氏、区の指導者たる匡輝氏、朱暁紅氏らも同席。
サンジェイ・サーマ氏(左)と王進健氏(右) 写真・無錫高新区管理委員会
王進健氏はまずサーマ氏の来訪を歓迎し、次のように述べた。MITは世界一流の大学であり、特にエンジニアリングとコンピューター科学において強みを持っている。無錫は早めからIoT分野に発展の重点を置いた国内都市であり、特康控股(Tecom)をはじめとする優れた企業を誘致した。高新区はMITとの間で、IoTやAI(人工知能)などの分野における深い協力関係を構築し、共に最新型の人材育成機関を設立しようという。
それに対し、サーマ氏は高新区を感謝し、同区がIoT分野で取得した成果を高く評価した。一方、同氏は「IoTが迅速に発展しているが、現在の教育システムは立ち遅れった。つまり、改革とアップグレードの必要がある。双方の協力によって、IoTとAI発展のニーズに応じる新しい教育モデルを模索したい」と表明した。この後、サーマ氏一行は江蘇IoT研究発展センター、品冠IoT、極課ビッグデータなどの企業を訪問した。また「IoTは新しいデザイン言語」というテーマ講座も開催され、50人余りのIoT企業代表たちが同講座に参加し、サーマ氏と交流を行った。
マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)は1861年に創立され、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジに位置し、世界有名な研究型大学である。2018~2019年、US Newsによる全米大学院ランキングでは、同学のエンジニアリングとコンピューター科学は第1位を占めた。サンジェイ・サーマ氏(Sanjay Sarma)は現在MITの副学長を務め、同学Auto-IDセンターの創始者で、同センターが数多くの協力企業とRFID(ID情報を埋め込んだRFタグから、電磁界や電波などを用いた近距離の無線通信によって情報をやりとりするもの)技術を開発したという。サーマ氏は2003年ビジネスウィーク誌(Business Week)による年度電子ビジネス代表人物前位25人とイノベーション力が強い企業・個人世界前位50社・人に選ばれ、科学技術イノベーション分野における世界トップクラスの専門家である。
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