2018世界IoT博覧会が無錫で開催

2018世界IoT博覧会が九月15日、江蘇省無錫市で開幕した。中国工業・情報化部（省）、中国科学技術部（省）、江蘇省人民政府が共催し、テーマは「デジタル新経済、IoTの時代」。

工業・情報化部の苗圩部長は、「IoTなどの戦略的新興産業の発展は、すでに世界各国から注目を浴びている。インダストリアルインターネットは近年、IoTの発展と応用の模索を行い、産業規模が急成長を遂げている。大規模なカスタマイズ、スマート製造、遠隔操作・点検作業などは、新しい産業システムを構築している」と語った。

大会組織委員会から委託を受け、中国経済信息社は無錫市で、8年連続で「中国IoT発展年次報告」の発表を行った。今年の報告によると、中国のIoT市場は2017年から、実質的な発展段階に突入しており、年間の市場規模は1兆元（1元は約16.28円）に達し、年平均成長率は25％以上。そのうちIoTクラウド・プラットフォームが競争のセンターになっており、2021年に中国のIoTプラットフォームの支出が世界一になる見通しだ。

今回の展示エリアは5万平方メートルに達する。主にIoT通信・プラットフォーム企業、スマート製造・センサー、スマートライフ、スマート交通・IoT、スマート都市の5大テーマ館及びIoT典型応用ケース交流・体験展が設けられている。約20の国と地域から526社が出展し、そのうちの35社はフォーチュン・グローバル500にランキング入りしている。