先端スマート装置生産基地が着工　先導グループ

総投資50億元の先導グループ本社ビルと半導体・燃料電池装置製造基地は無錫の高新区で着工した。

このプロジェクトは2期に分けて建設するという。第1期はＡＬＤ技術に基づく半導体装置、新エネルギー自動車の水素燃料電池装置の研究開発と産業化が中心で、第2期は水素燃料電池自動車関連施設の研究開発と産業化プロジェクト。第1期が完成後年間売上高は25億元、年間の利益と税金は合わせて7億元に達する見込み。 

この新プロジェクトは先導グループの新エネルギー業界におけるリーディング地位を確立した。それがきっかけで、半導体と燃料電池産業も発展し始めてきた。先導グループは現在半導体コア装備であるＡＬＤ原子層堆積装置を研究開発しており、今後ＡＳＭなどの輸入装置の独占を打破すると望まれている。

また先導グループは中国科学院微電子所と合意を結び、半導体コア装置の解決案で突破を実現し、また無錫の半導体の産業チェーンの形成を加速させることが期待されている。

世界最も大きいリチウム電池スマート装備製造者として、先導グループはリチウム電池製造ライン、自主開発したＭＥＳシステムを提供し、リチウム電池企業に向けてスマート化工場を建設した。

目下のところ、先導グループは米国の電気自動車（EV）大手テスラ、パナソニック、ＳＯＮＹ、サムスンＳＤＩ、ＬＧ化学、ＡＴＬ、ＣＡＴＬ、BYDなど知名度が高い電池企業と戦略的提携を締結した。

先導グループ本社ビルと半導体・燃料電池装置製造基地の効果図